【シリアスゲーム】価値観とスキルから人生を考えるワークショップ!

 

12/27(月)、鹿児島県の沖永良部島にある和泊町でワークショップを開催してきました。Live Vividlyの活動の柱の一つである「シリアスゲーム」を活用したワークショップです!

 

沖永良部島に住む子どもたち、小5〜高2までの24名が参加してのワークショップ。さてさて、実際どんな具合で進んでいったのかをレポートしてみたいと思います。

 

私たちは今回のワークショップ実施に向けて「Find!! Yourself」というゲームをつくりました。文字どおり自分を見つけることを目的にしています。ゲームのプレイから「スキルと職業」「価値観と行動」の関係性を知り、自分の持つスキル・価値観へ目を向けてもらうことがワークショップの骨子です。

 

自分が就きたい職業はなんだろう?、だったらその職業に就くために必要なスキルはなんだろう?、自分が大切にしている価値観はなんだろう?、どんな行動を取っていけば心地よいんだろう?・・・そんなコトを感じてもらいます。

 

もちろん、この日のワークショップは単なるキッカケにすぎません。開催時間3時間の中で、何か答えが提示されるわけでもない。でも、自分に対して意識を向けるキッカケにはなったはずです。まったくスッキリするワークショップではありません。むしろモヤモヤの残るモノだと思います。でも、この日に感じたモヤモヤは、きっといつの日か自分の軸を見つけるヒントになってくれると信じています。

 

3時間という子どもにとっては長丁場とも言えるワークショップでしたが、最後まで子どもたちは集中してゲームのプレイ・対話・ワークに向き合ってくれていました。何度か途中で子どもたちの感想を発表してもらう機会を設けたのですが、周りにいる大人が驚くような声を聞くことができましたよ。

 

【子どもたちの感想】

・自分と他人の違いを知れた

・自分の良いところが沢山見つかった

・自分に足りないスキルが分かったので、なりたい職業に就けるように頑張ろうと思った

・価値観につながって職業があることが分かった

・コミュニケーションを取るのが苦手だけど楽しくみんなと話せた、など。

 

年が明けてから、改めてこのワークショップを主催した和泊町役場企画課の森さんと教育委員会事務局の木場さんにお話しをお伺いしたところ「実施前は「価値観」のようなテーマが子どもには難しいかも?と思っていたが、子どもたちが自分の考えを自分なりに表現できていたことがとても良かった。むしろ、子どもたちが大人よりも自分でしっかり考えていていることに驚いた。」といった声をいただきました。

 

ゲームを活用するから、またゲームだけでなくワークも組み合わせフラットに対話するからこそ気づくことがたくさんあります。Live Vividlyは子どもたちが自ら「どう生きるか」を考えていくキッカケをつくります。その先に「誰もが あざやかに生きる社会」があると信じているから。これからも、多くの場所・地域・子どもたち・子どもだけでなく大人たちへ、この活動の輪を広げていきたいと思います。

 

ワークショップ開催のご相談、自分たちの地域の実情にあったゲーム開発のご相談、どちらもお気軽にご相談ください。

 

▶︎シリアスゲーム